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さまざまなイベント。 「コスタリカの奇跡」 「まだ見ぬまちへ」そして前川喜平さんの講演会

一週間前の、「コスタリカに学ぶ会」に津田大介さんをおよびしておこなった「子どもを主権者にしよう」というワークショップ、福島のいわき市から直行で駆けつけてくださった津田さんの、ぶっつけ本番ながらのみごとなコーディネーションで、すごく示唆に富んだ、面白いものとなりました。参加してもらった子どもたちの、「いやだ!」と思うこと。それは、塩のかかっていないゆで卵であったり、本を読みたいのに宿題をしなくてはならなかったり、いじめられている友達のことだったり、戦争が世界のどこかで起こっていることだったり。それはさまざまなのですが、一つ一つの「いやだ!」を、周りの大人たちが真剣に考え、こうしたら?と意見をいい、その子の「いや」に寄り添っていく、ということにものすごい大きな意味があるのだ、ということをあらためて感じました。そうやって、子どもの気持ちを、「何いってんの?」ではなくて、「うんうん、そういう気持ち、わかるよね」と一緒に考える、そういうことが日々あったとしたら、自分のことを考えてくれる大人がいるんだ、ということを子どもが感じられるとしたら、その子は、自分の思うことを言っていいんだ、とすこし楽な気持ちになれるでしょうね。そういう子どもへのまなざしがあって、子どもが「自分で決めていいんだ」それが、「主権ということなんだ」ということにつながるのではないか、と。なにも、難しいことを子どもにわからせようというのではなく、こんな日々の子どもの言葉を、どう大人たちが受け止めるのか、それがこどもへの「主権者教育」への基本だなあ、と改めて思います。
 さて、これからもお誘いしたい、一緒に取り組んでいただきたいイベントが続々です。近々のところから。明後日。27日、「コスタリカの奇跡』の映画を観る会が、武蔵境で開かれます。この映画は今とても評判になっている映画で、メディアにも大きく取り上げられています。憲法9条が危うくなっている今、戦後72年間、9条のおかげで少なくとも戦争によって人を殺し殺されるということがなかった日本、その国が自衛隊を軍隊にし、戦争への道を歩んでいきそうなとんでもない状況になってしまうかもしれない時に、「軍隊を捨てて」平和国家を作っている国のことを、理想ではなく、事実としてとらえることは大きな意味がある、と多くの人たちが思うからこそ、この映画に光が当たっているのでしょう。今各地で上映会が開催されていますが、27日は、私がちょっとお話をすることになっています。何を話すの? とちょっと不安もありますが、「軍隊を捨てたコスタリカに学び平和をつくる会」に設立当初から関わってきて、コスタリカからおよびした方々やコスタリカの大使との通訳を通じての付き合いから見えたことなどを少しでも語れればと思っています。
 「コスタリカの奇跡」~積極的平和国家のつくり方~ 5月27日(日)13時40分開演
 武蔵野プレイス4Fフォーラム(JR中央線武蔵境駅南口前)

時を同じくしますが、今年の「神戸をわすれない」で上映した青池憲司監督の「まだ見ぬまちへ」が、今日から日曜日まで大塚で上映されます。すごくいい映画なので、まだ見ぬ方はぜひ見て下さい。

◎『まだ見ぬまちへ~石巻・小さなコミュニティの物語~』上映のお知らせ
東日本大震災で壊滅的な被害を受けた石巻市門脇・南浜・雲雀野地区。被災直後から寄り合って暮しはじめた人びとが、失われた地に「新しいコミュニティ」をつくりだすプロセスを6年半にわたって見つめた長篇ドキュメンタリー映画。
【映画とトーク/震災後の暮しがつくるコミュニティのかたち】
今回の上映会では、石巻で住民に寄り添って「まちづくり」をすすめる専門家と、被災地の「こども=保育」に注目するジャーナリストの参加を得て、震災後のコミュニティの新たな展開を考えます。
日時=5月25日(金)~27日(日)
会場=シネマハウス大塚(JR山手線「大塚駅」北口から7分
   http://cinemahouseotsuka.com/access/
料金=一般1,500円 学生1,000円 高校生以下500円
主催=映画「まだ見ぬまちへ」の会
   https://aoikegumi.shinsaihatsu.com/madaminumachie/
   FB:https://www.facebook.com/aoikegumi/?ref=bookmarks
   Eメール:aobeka2@kfy.biglobe.ne.jp
5月25日(金)
 1回目=14:45開場/15:00~17:25上映
     17:30~18:10トーク 真野洋介(東京工業大学 環境・社会理工学院 准教授)
               青池憲司(本作品監督)
 2回目=18:45 開場/19:00~21:25上映
     トーク(20分)参加者+青池憲司(本作品監督)
5月26日(土)
 1回目=14:45開場/15:00~17:25上映
     17:30~18:10トーク 猪熊弘子(ジャーナリスト)+青池憲司(本作品監督)
 2回目=18:45 開場/19:00~21:25 上映
     トーク(20分)参加者+青池憲司(本作品監督)
5月27日(日)
    14:30開場/14:45~17:10上映
    トーク(20分)参加者+青池憲司(本作品監督)

実は、ビッグなイベントが一ヶ月後にあります。あの「時の人」前川喜平さんを世田谷におよびする、という催しです。
「こども・いのち・きぼう」~教育行政の現場から、”学び”の現場へ~
6月24日(日)13時から~  世田谷区民会館にて。追って詳細はお知らせします。
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津田大介さんと、子どもたちと学ぶ「私たちは主権者」 

間際にならないと書かないブログです。明日、「コスタリカに学ぶ会」の総会があり、その記念イベントで、とっても面白い企画があります。コスタリカに学び、私たちが生きている日本で平和をどうつくっていくか、というのが、この会の主旨なのですが、だいたい常日頃、集うのは、戦争を知り、絶対に平和の世の中にしなくてはね、と思っている世代が大半。でも、これからの日本を作り、背負っていくのは、若い人たち、そして子どもたち。その世代に私たちは何を伝えていくべきなのか、というのが、このところの課題です。「教育」の成果が功を奏しているのか、今の子どもたちは、憲法をきっちり学ぶこともなく、自らが「この国の行く末を左右できる」主権者であるということを学ぶこともなく、選挙権だけでは持たされている、という状況にあるのではないでしょうか。この国をどうしていくのか、そこに関われることができるんだよ、ということを一人ひとりに知ってほしい。あなたの意志、あなたの一票が世の中を変えることも在りえるんだよ、ということを知ってほしい、と。
 で、そういう意図にピッタリの5月20日のイベントのお誘いです。津田大介さんがコーディネーターとして参加してくれる、という、そのことだけとっても、絶対にオモシロイよ、と言いたいです。

 ★津田大介さんと「子どもたちと学ぶ『私たちは主権者』」。
 日時 5月20日(日) 13時半~16時半(開場 13時)
 場所 文京区男女平等センター (地下鉄 本郷三丁目下車7分)
 資料代 500円 (子どもは無料)

つだっちがコーディネーターをつとめ、どういうふうにさばいていくのか、楽しみです。こんなワークショップが全国のいとんなところでなされて、子どもたちに、自分たちの国のことは自分たちで決めていいんだ、という当たり前のことを知ることができたら、と私は大いに明日の試みを楽しみにしています。

日中韓首脳会談での総理の発言に思う。そしてコスタリカ

  「ブログ、たまに綴っています」なんて言うのもハズカシイくらい、またまたのご無沙汰です。通算54号になる「ベンポスタ通信」を4月半ばにようやく作って600通以上発送すると、しばし筆が折れます。そうしたら今度は骨を折ってしまいました。またか、と言われそうですが、今度は足です。内科系はほとんとお世話にならないけれど、外科系はかなり頻繁、というお転婆(文字通り、婆が転ぶ)なのです。それほどの重症ではないですが、折れたは折れたので、くっつくまでおとなしくしていなくてはならず、世に言う「連休」、そして今もほとんど家に籠もり続けているというテイタラクです。せっかく緑の山々や山菜が呼ぶのに応えられず、会議その他のいつもの活動もキャンセルする事態。いつも、手帳に埋め尽くされたスケジュールをこなす日々。古希を迎えていつまでこんなのが続くのか、となんとなく思っていた矢先だったので、これは「休め」という天の声だと思うことにしました。周りも「それはよかった」という反応。まさに「骨休め」。スケジュールだって、こういう状況になってみれば、別に穴を開けてもそれほどの支障はないということがわかります。「怪我の功名」というのか、普段ほとんどすれ違いでご飯も一緒に食べることが少ない夫と、毎日食事を共にしたり、息子、娘の家族を家に頻繁によんでご飯を食べ、孫と戯れるという密な時間が取れたりしました。家の中のことをする(家事、雑用)のは際限なく、たまっていた新聞の切り抜きなどを整理し始めると、あるはずの時間が足りなーい! 2週間以上経ったので、そろそろお出かけもしてみようかな、というところです。不要不急の外出は避けて、と医者は言いますが。
 今日は、日本と中国と韓国の首脳会談のことがお昼のニュースで伝えられていました。アベ首相のエラそうな物言いに私は心底腹が立って仕方がありませんでした。今に始まったことではないけれど、「北朝鮮が非核化に向けて具体的な行動を取るよう強く求めていかなければならない」というのがこの会談の主旨ですが、「北朝鮮が正しい道を進み、明るい未来を築けるように・・」などと、なにをエラそうにのたまうのか。自分の姿勢を正してからモノを言ってほしい、とツッコミながら聞いていたニュースでした。
 ちょうど「コスタリカに学び平和をつくる会」の次の通信に載せる、2月に行われたピースデポの梅林宏道さんの講演の記録を仲間がまとめ、それに目を通していたのですが、講演のタイトルは「北東アジア非核兵器地帯」構想。まさにこの三国が会談をするなら目指すところはここであるべきだと思うのですが、梅林さんが20年前に提案したという「3+3」という案は画期的で現実的なものだと思えます。すなわち、南北朝鮮と日本が地理的な非核地帯になる。(世界のたくさんの地域に非核地帯がすでに存在しています。南半球はほとんどそう)それをロシア、中国、アメリカが尊重すると、5つのメリットが生じる。■日本と韓国は、中国・ロシアの脅威を理由に米国の「核の傘」で守られる必要はなくなる。したがって核兵器禁止条約に参加できる。■日本は被爆国として、核兵器廃絶への指導力を有効に発揮できる。■北朝鮮は米国の脅威を理由とした核保有の必要はなくなる。■米、中、ロ、韓国、北朝鮮は、日本の核武装の不安から解放される。■地域の安保環境の好転の契機となる。
地域のすべての国にとって緊張緩和の理由になり、地域の安全環境の好転の契機になると言える。
 これ、実現不可能じゃないよね、ここを目指さなくてはと思えるそのような案に対し、日本政府の立場は「時期尚早で北朝鮮が核兵器を無くさなければ話は始まらない」。ならず者の国が武器を捨てるというまでは、こちらは武力を背景に脅し続けるということで、これでは解決するわけはありません。今日のアベ首相の言葉には「外交」に求められる姿勢がこれっぽっちも見られません。中国、韓国のスタンスはこうではないですよね。「蚊帳の外」にいるものの遠吠えのようにも響きます。
 「圧力か交渉か」という外交の姿勢、そして憲法9条をどうするかが問われる時「コスタリカ」が注目されています。朝日新聞にも東京新聞にも、映画「『コスタリカの奇跡』積極的平和国家のつくり方ー」の上映運動が広がっている、という内容の記事が載りました。私たちの会でも3月に上映会とコスタリカ大使のお話の会を開催しましたが、その後もさまざまなグループが上映会を企画しているようです。友人が関わっているその一つをご紹介します。私がトークすることになっているようです。
 「軍隊がない国ってあるんですか?」
  憲法改正を考える映画とトーク
  映画「コスタリカの奇跡ー積極的平和国家のつくり方ー」上映
  トーク  星野弥生
  日時:5月27日(日) 13時40分開演(13時15分開場)
  場所:武蔵野プレイス4Fフォーラム
  問い合わせ:070-5544-3110(根岸)

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野草、タケノコは旬。そして映画も旬の今 

 すごいご無沙汰です。二ヶ月も書いてない、というテイタラク。ブログは綴らなくても、いろいろな「通信」を書くことで、ブログの代償としていました。ほぼ9ヶ月ぶりの私の「本拠地」である「ベンポスタ通信」をようやく昨日つくりました。ちょっと、ホッ!という気持ち。
 春のこの時期、ただでさえ忙しくてソワソワするのは、自然は待ったなしで、その惠みを惜しげもなく与えてくれるからです。先週は山梨で、新府の桃を眺めながら、目と手は地面に。野草を摘んで天ぷらにしていただく、という恒例の「日曜科学クラブ」の遠足でした。子どもはもとより、いい年の大人たちも「えっ!これ食べられるんすか?」と、むしゃむしゃと。人生観、変わったのではないでしょうか。そう、道草が食べられるのよ。食糧危機になっても大丈夫。いくらもあるから。(戦時中を想定したくないですけど。でも、日本の農業政策、なんでも輸入に頼る姿勢を見てると、これから草を食べることになるかも、ですね。)ツクシ、ナバナ、ギシギシ、コンフリー、ノカンゾウ、ウド、タラの芽、ワラビ、タンポポ、ノビル、ツリガネニンジン…。「採る」のではなくあくまでも「摘む」。そう「春の野にいでて、若菜摘む」です。やさしくそっと。ももの遠足の帰りに、かなり近くに住んでいる友人のところに一泊させていただき、セリとクレソンをたくさん抱えて戻りました。春は本当にたくさんの自然の惠みを提供してくれます。それは、私たち人間のからだにとって、「今だよ」という時。毎日、野草天ぷらをつくり、ツクシを卵とじにし、菜の花を辛子和え、セリを胡麻和えにし…ともかく、待ってくれないですからね、採りたてのものは。頭の中が、野草たちをどう調理するかでいっぱいの時に、今度はタケノコが届きます。茨城からのものすごく大きなタケノコを友人が届けてくれて、大鍋で茹であがった途端に、お次は九州から茹でタケノコが・・・。毎日、たけのこご飯、天ぷら、とまたまた台所に籠ります。やることは山積みでも、生きている豊かな食材は待ったなし。そっちが優先、は誰も異論がないところ、ですよね。
 そんな時、下高井戸シネマで一週間「ドキュメンタリー映画祭」。これも毎年、この時期の「旬」なのです。もう20年、友人の飯田光代さんがほとんど一人で切り盛りしている映画祭は、地域の人たちにすっかりおなじみになっていますが、モーニング、レイトと日替わりで上映される珠玉のドキュメンタリーに私もできる限り通っています。野草・山菜と映画、どちらも旬、双方ともからだ、心にすごく効きます。
 今日(16日)の朝、前から観たかった「飯舘村のかあちゃんたち~土に生きる」を観ました。菅野榮子さんと菅野芳子さんの大口開けた笑い声が、今も私の中に響いています。映画全体の素晴らしさはさておいて、伊達市に避難している榮子さんが、家を見に飯館に戻り、その時に生えてきているツクシを採る場面があって、でもそのツクシは汚染されているから、捨てられます。タラの芽がぐんぐん伸びていて、わーっ、採りたい、と私なら手が伸びそうですが、榮子さんは、こんなに元気に育っているのに食べることのできない無念さをつぶやきます。見ていて涙がとまりません。どうしてこんなことになっちゃったのか。原発がなければ、こんなことはなかった、と、飯館村民救済申立団の集会で発言する榮子さんがものすごくかっこいいです。
 春の惠みをありがたくいただくたびに、この惠みを台無しにしてしまった原発への怒りが新たになります。私の愛してやまない山菜、キノコ…。人間だけでない、動物も植物もみーんないのちを奪われた、ということを、今一度思い起こしたい、そんな季節でもあります。
 今週、金曜日まで映画祭は続きます。いろんなことを気付かされ、考えるきっかけとなり、人とつながり合える、そんなドキュメンタリー、オススメです。そう、旬です。

 映画とワインの集い 「からっ風が知っている~こころみ学園ものがたり」 

 書きたいこと、言いたいことは山々あれど、いざ書こうとなると「映画」の話になってしまいます。映画は何かを伝える最良の手段と思っています。映像の訴える力はとても大きい。だから私も「神戸」のことを伝えたくて、22年間「映像のちから」を借りて「神戸をわすれない」会を開催してきました。
 1月27日の第31回目の会で「まだ見ぬまちへ~石巻・小さなコミュニティの物語~」を上映しましたが、おかげさまで多くの方に来ていただきました。毎年必ずというご常連にお会いできるのも嬉しいことです。当日の毎日新聞に結構大きくとりあげていただきました。数年前に取材を受けた時の記者さんがなんと孫娘の幼稚園のお友達のお父さんだったことが最近判明! 間際に連絡して電話取材で書いていただきましたが、当日の参加者第一号が「新聞で見てきました」という方でした。始まる少し前に、黒田福美さんから電話。世田谷にお住まいだった以前はだいたい毎回足を運んでくださっていましたが、お母様の介護もあり引っ越され、だいぶ途絶えていたところだったので、「行けることになったので」と聞いてものすごく嬉しかったです。彼女は、この映画でナレーションを担当。神戸の時からずっと被災者に寄り添いながら、できる支援を続けてきた彼女ならではの気持ちのこもった優しい声です。本当に、いろんな人に支えられて、私も続けてこられているのだ、大勢の人たちと一緒に作ってきているのだ、と毎回思わされています。
 さて、また「映画」の話です。年中行事として「神戸をわすれない」の他にもう一つ「首謀者」になって企画・実行しているのが、「映画とワインのつどい」。世田谷ボランティア協会で私が言い出しっぺになって始めたのがもう10年以上前になるでしょうか。その時の映画が「からっ風が知っている~こころみ学園ものがたり~」でした。私の40年以上になる近所付き合いの仲良し、馬場民子さんがプロデュースしたもので、2004年の完成までに6年もかけた作品。まるで醸成されたワインのようですね。撮影のプロセスもよく聞いていたし、なによりも「こころみ学園」で作られる「こころみワイン」の美味しさは私の周りではとっくに承知、でした。ボランティア協会の中途障害者の施設「ふらっと」では、イベントになると必ずこのワインを販売していました。そんなこんなで、第一回上映作品は、こころみワインを飲みながら「こころみ学園」の知り、知的障害の人たちのくらしや生き方にふれよう、とこの映画に決めたのです。その後、毎年私も監督や作品に縁のある珠玉のドキュメンタリー映画を上映してきましたが、いつも傍らには「こころみワイン」そして私の手料理があるという美味しい会でもあります。
 今回この映画を再び、と思ったのは、一昨年の夏に起こった「相模原の事件」です。「障害者は生きていても価値がないから」と事件の犯人は以前から企てていた犯行の動機を述べています。そういえば同じことをかつて障害者の施設を視察して言った前都知事もいましたね。それに対して、「津久井やまゆり園」で犠牲になった19人、と一括りにするのではなく、19の1つ1つのいのちが失わされたのだ、と犠牲者一人ひとりの人となりを聞き歩き、「かけがえのない」いのちを記録してこられたのが元職員の西角純志さん。西角さんを昨年4月に「世田谷にこどもいのちのネットワーク」でおよびして、保坂区長、障害当事者の横山晃久さんと鼎談していただきました。一人ひとりにしかないそれぞれの「生」。そこに私たちは立ち戻らなくてはならないでしょう。今「こころみ学園」はそのことを改めて教えてくれるようです。入居者が固有名詞で語られ、生まれた時からの個人の歴史、家族とのかかわり、仲間との助け合いのようすが描かれます。一人ひとりの表情、ことばがすてきです。久しぶりに、映像チェックのつもりで見始めたら、もう釘付けになって最後まで見てしまいました。やっぱり、共に生きる、ってこういうことなんだ、と心底うなずきたくなります。
 多くの方に観てほしい、という気持ちが募り、お誘いします。

映画とワインのつどい presents
からっ風が知っている こころみ学園物語
ボランティア協会の「映画とワインのつどい」「エテ・マルシェ」などで大好評の『こころみワイン』。栃木県足利市の山裾にワイナリーを持つ、知的障害者の福祉施設〈こころみ学園〉でつくられています。傾斜38°の斜面をはいつくばり、ぶどう畑や椎茸の原木を相手に働くことによって、知的障害の人たちの心と身体は育まれていきます。その生活を描くこの映画は、知的障害者の施設のあり方を示唆するものでもあります。こころみワインと手料理を楽しみながら、映画と監督のお話に目と耳を傾けましょう。

日  時:2018年2月18日(日)15時30分から
場  所:世田谷ボランティア協会 二階第一・第二会議室
(世田谷区下馬2-20-14 パーム下馬 三軒茶屋駅より徒歩10分)

プログラム:「からっ風が知っている~こころみ学園物語」上映
      藤沢勇夫監督のお話
飲んで食べて話をしよう!

参加費:会員1,000円 一般1,500円
ワインまたはジュース1杯と手作りの軽食付き
(飲み物は別料金で飲めます。〉

お申込:お名前、参加人数、電話番号を
下記までお知らせ下さい。
電話:03(5712)5101 FAX:03(3410)3811
e-mail:sasaerukai@otagaisama.or.jp
プロフィール

marzoh

Author:marzoh
はじめまして、星野弥生です。さまざまな教育や子どもに関する活動、スペイン語圏の国々と関わるNGO的な活動を通じて、人と人との糊付け役みたいになっています。そんな活動の報告やらお知らせをする場として、ブログなるものに挑戦してみることにします。

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