星野弥生のつながるネットワーク
星野弥生が関わっているさまざまな活動(気功、子どもいのちのネットワーク、チャイルドライン、日曜科学クラブ、ベンポスタ子ども共和国、神戸をわすれない、など)について、最近のできごとや情報をお伝えする場
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1.17 神戸、そしてコスタリカ
1.17でした。目覚まし時計を5時半に合わせ、5時46分には、神戸の鷹取教会で行われているはずの宗派を超えた集いと心を一つにしようと思っていました。寒かったのでベッドの中で、そっと・・・。16年前のその日も同じように凍てつく暗い早朝だったはず。寒い、なんて言っていられないのに・・・。
NHKのラジビタでは、村上さんが予め送っておいた私の手紙を読んでくれました。若干カットして。終わった直後に黒田福美さんから電話。「よかったじゃない」ととっても喜んでくれました。福美さんも、自分のブログで精一杯、「神戸をわすれない」のことを宣伝してくれています。年に一度のことなのだから、関心のある人が機会を逸することのないように、たくさん集ってほしいと思います。
気分は一日「神戸」の日ですが、夜はコスタリカからロベルト・サモラくんが久々に来日し、私もメンバーである「コスタリカに学び平和をつくる会」で小規模な懇談会を行ったので、通訳を兼ねて行きました。ロベルトは、6年ほど前に、平和憲法を持っているはずのコスタリカの大統領が、アメリカのイラク侵略を支持する国のリストに名を連ねたことを「違憲」であると訴え、最高裁で認められたことから、日本でもちょっと有名になった青年。日本に初来日した、まだ学生だった時には、私も一緒に沖縄に行ったり、様々な集会で通訳をしたりしてました。その後、彼はピースボートに乗って、そのまま日本に着き、ピースボートで一年半くらい仕事をし、帰国して大学を終えてから弁護士に。彼とは、1年半ほど前に、ピースボートがコスタリカに寄った時に船の上でわずかな時間を共にしました。
今日のロベルトの話はかなり「厳しい」ものでした。イラク侵略支持の違憲性を問うことから始まり、彼はずっと時のコスタリカ政府のさまざまな行為の「違憲性」を、憲法最高裁判所に訴え続けています。アリアス大統領といえば、ノーベル平和賞で有名ですが、数年前に再び大統領になった彼は、あらゆる目的での核燃料や原子炉をコスタリカ国内で製造するという法を認め、それに対してロベルトが憲法裁判所に、平和の理念に反すると「違憲性」を問う裁判をおこしました。問題であると思えば、弁護士を介さないでも、訴えができる、というのはまさにコスタリカ的ですばらしいシステムなのですが、政府はいったいどうなってるの?と、平和憲法のコスタリカをすばらしい、と思っている日本の人たちにはかなりの衝撃でしょう。それでも、こういう闘い方が保証されているのもコスタリカ、いや、「たった一人の叛乱」は厳しくなってきているようすもうかがえます。アメリカの海軍が、麻薬撲滅を理由に(全然意味がない)コスタリカに駐留しているというのも、妙な話です。もちろん、日本のことを考えれば、コスタリカを非難する話でもないのですが。ロベルトが言ってました。「コスタリカの人たちにとっては『平和』は当たり前のものだったので、逆に平和運動などというのはないのです」。そうか、コスタリカという国のジレンマとロベルトは日々格闘しているのだなあ。コスタリカが抱える矛盾は、そのまま日本にアナロジーされるものでもあります。なんだか、日本とコスタリカが近くなってきたような、これでいいのかなあ、という妙な気分です。
NHKのラジビタでは、村上さんが予め送っておいた私の手紙を読んでくれました。若干カットして。終わった直後に黒田福美さんから電話。「よかったじゃない」ととっても喜んでくれました。福美さんも、自分のブログで精一杯、「神戸をわすれない」のことを宣伝してくれています。年に一度のことなのだから、関心のある人が機会を逸することのないように、たくさん集ってほしいと思います。
気分は一日「神戸」の日ですが、夜はコスタリカからロベルト・サモラくんが久々に来日し、私もメンバーである「コスタリカに学び平和をつくる会」で小規模な懇談会を行ったので、通訳を兼ねて行きました。ロベルトは、6年ほど前に、平和憲法を持っているはずのコスタリカの大統領が、アメリカのイラク侵略を支持する国のリストに名を連ねたことを「違憲」であると訴え、最高裁で認められたことから、日本でもちょっと有名になった青年。日本に初来日した、まだ学生だった時には、私も一緒に沖縄に行ったり、様々な集会で通訳をしたりしてました。その後、彼はピースボートに乗って、そのまま日本に着き、ピースボートで一年半くらい仕事をし、帰国して大学を終えてから弁護士に。彼とは、1年半ほど前に、ピースボートがコスタリカに寄った時に船の上でわずかな時間を共にしました。
今日のロベルトの話はかなり「厳しい」ものでした。イラク侵略支持の違憲性を問うことから始まり、彼はずっと時のコスタリカ政府のさまざまな行為の「違憲性」を、憲法最高裁判所に訴え続けています。アリアス大統領といえば、ノーベル平和賞で有名ですが、数年前に再び大統領になった彼は、あらゆる目的での核燃料や原子炉をコスタリカ国内で製造するという法を認め、それに対してロベルトが憲法裁判所に、平和の理念に反すると「違憲性」を問う裁判をおこしました。問題であると思えば、弁護士を介さないでも、訴えができる、というのはまさにコスタリカ的ですばらしいシステムなのですが、政府はいったいどうなってるの?と、平和憲法のコスタリカをすばらしい、と思っている日本の人たちにはかなりの衝撃でしょう。それでも、こういう闘い方が保証されているのもコスタリカ、いや、「たった一人の叛乱」は厳しくなってきているようすもうかがえます。アメリカの海軍が、麻薬撲滅を理由に(全然意味がない)コスタリカに駐留しているというのも、妙な話です。もちろん、日本のことを考えれば、コスタリカを非難する話でもないのですが。ロベルトが言ってました。「コスタリカの人たちにとっては『平和』は当たり前のものだったので、逆に平和運動などというのはないのです」。そうか、コスタリカという国のジレンマとロベルトは日々格闘しているのだなあ。コスタリカが抱える矛盾は、そのまま日本にアナロジーされるものでもあります。なんだか、日本とコスタリカが近くなってきたような、これでいいのかなあ、という妙な気分です。
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