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スペインで地震。でも原発はなかった。

 5月11日(またもや11日!)にスペインで地震!というニュース。地中海沿いのムルシア県のロルカという町のあたりでした。スペインは地震の心配がないから、レンガを積み上げるだけの住宅で足りるのだ、と思い込んでたのですが。今思い出したのは、その昔、スペインでごく簡単な結婚式を挙げた後、新婚旅行?に行った先がムルシアで、そこの素朴な温泉付きの宿に泊まったということです。ひどくぬるくて、後で風邪を引きましたが。温泉があるくらいだから、火山もあるわけで、ならば地震があっても不思議はないですね。今頃気が付きました。その地震に関して、マドリッドのラジオ放送局の友人が「エル・パイース」紙の記事をメールで送ってくれ、地震の起こった町から20キロのところに70年代に原発を建設する計画があったのが反対運動にあって陽の目をみなかった、という内容が書かれていて、とても印象的でした。スペインには地震の可能性のある地域に原発はない、という記事は、国全体が地震地域そのものである日本に原発があることのそもそもの理不尽さを改めて認識させるもので、ふと、新聞に投稿してみようと思い立ったのでした。「採用通知」のような電話があった時に、担当の記者の方から「他の新聞社に投稿したり、ブログで発表したりはしてないですか?」と訊かれたので、「ボツになったらブログに書こうと思いましたけれど」と答えました。先週の木曜日に載ったら、メールや電話を何人もの友人たちがくれました。「全面的に賛成です」「とても説得力がありました」、なんてうれしいです。「朝日はやめようかと思っていたけれど、今日はとっていてよかったです」とは、朝日新聞にきかせたいくらい。「年がわかっちゃいましたね」という方も。もう解禁なので、読み飛ばした人(ふつう、あまり気がつかないですよね)、朝日を取っていない人にも読んでいただこうと、ここに転載します。

  地震地帯に原発造らない常識               
 今回の地震や津波、原発被害を日々気にかけてくれる友人たちがスペインにいる。そこで先日、まさかの地震があった。南東部のロルカ市のあたりだ。友人の一人は「日本に比べれば大したことはないが、死者も出た」と新聞記事を送ってくれた。それによると9人が死亡、160以上の建物が倒壊、何千という人が避難したという。
 その新聞に注目すべき記事がある。被災地から南に約20㌔離れた、地中海沿いにあるアギラス市に1970年代、原発建設の計画があったが、近郊住民の反対や電力需要の低下、原発モラトリアムなどで日の目をみなかったというのだ。アギラスは地震地帯。福島の原発被害を受け、スペインの環境活動家たちは「もしアギラスに原発を設置していたら大変危険なことになっていた」と指摘し、同国原子力安全委員会も地震の危険がある地域に原子力施設はないと表明したという。地震の恐れがあるところに原発はつくらない、というのは世界の常識なのだ。
 日本は国全体が地震地帯。国際原子力機関(IAEA)が2008年、日本の原発は強い地震に耐えられないという趣旨を表明していたのには驚いた。浜岡原発だけを止めて済むものではない。世界中が固唾をのんで見守っている。私たちは原発と「無理心中」したくはない。
 

 ここまでの事故が起こり、パンドラの箱をひっくり返した如くに次から次へと被害がエンドレスのように明らかになり、これから先どこまで被害が広まるのか、どうやれば収拾できるのか、まるですべてがわからない状態。もともと、後先のことなどまるで考えずに利権の旗をかかげ「経済優先」のみで始めた事業、こんな無責任なことってあるでしょうか。鎌田慧さんの「日本の原発危険」を読むと、原発建設のねらいをつけた地域を札束でひっぱたき、住民を騙して受け入れさせた経緯が手に取るようにわかります。原発の危険性を訴え続けてきた人たちの警告や予言が的中してしまい、にっちもさっちも行かない状態であるのは明らか。こんな事態になってまで、「原発がないとやっていけない」「原発が一番いい発電方式だと思っている」などという発言が堂々とテレビに出てくるのは、どういう神経?と思います。世界のどこもが、日本がいつ「脱原発」「エネルギー政策の転換」を言い出すのかを待っているというのに。
 
 毎年恒例になっている、私が案内する「北スペインの旅」で二年間一緒に旅をしてきた仲間たちと、週末、安曇野に行きました。昨年参加してくれた夫婦が安曇野在住で、案内をかってくれたのです。何があっても、今年も木々は芽吹き、まばゆい緑にかがやいています。大好きな季節です。日曜日に法事があったので、一人先に東京に戻ったのですが、途中、大月を過ぎたあたりで、「原子力からの脱出」を特集している雑誌「世界」から目をあげて車窓から外を見ると、そこここの家に太陽光パネルが設置されているのが目につきました。ほとんどの家がそうなっている、というくらいでした。意識して見ると、思いの外この「代替エネルギー」は普及しているのだなあ、という印象です。自然の恵みがせっかくふんだんにあるのだから、ありがたく使わせていただきたい、そう思います。
 「スペインな仲間たち」は本当に仲良くて、さまざまなイベントを企画しては寄り合い、誘い合い、かつ助けあったりもしています。「自粛」などはしないタチなので、今年もツアー決行のつもりです(7月27日~8月5日)。三回続けてはさすがキビシイと、リピーターたちがが参加できそうにないので、新たな参加者を募っているところです。もし、関心を持たれる方がいらしたら、ぜひお問い合わせください。ビッシリ予定を立てて動くのではなく、その日の気分や体調と相談して、行きたいところへ行き、食べたいものを食べる、一味違った楽しいツアーです。お問い合わせは「ろばのみみ舎」まで。
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Author:marzoh
はじめまして、星野弥生です。さまざまな教育や子どもに関する活動、スペイン語圏の国々と関わるNGO的な活動を通じて、人と人との糊付け役みたいになっています。そんな活動の報告やらお知らせをする場として、ブログなるものに挑戦してみることにします。

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