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ヨーロッパからNo,Nuke!

(以下の記事は8月18、19日にフランスで書いたものですが、ブログにすることができなかったので、今日ようやく戻ってきたわが家から送ります。)

一か月半以上鳴かず飛ばずのブログですが、ただいまフランスにいます。年中行事となっている、スペインを案内するツアーに始まり、ヨーロッパ2~3か国での気功の講習会をするという旅を今年も行っています。暑い日本から抜け出して、日中は太陽がジリジリと照っても、とてもさわやかなヨーロッパにいるのは、なんだか申し訳ない気分です。それに今年は地震、原発という心配事がつきまとっているので、大事なことを置き去りにしている気持ちにもなります。もちろん、こちらでも日本への注目度は大変なものです。その意味ではどこにいても「フクシマ」は頭から離れないのです。
インターネットなどを通じての情報はかなりのもので、日本ではきちんと情報が伝わっていないのではないか、と私もずいぶんヨーロッパの国々から間接情報をもらっていました。とても心を痛めた友人たちからのメールが3.11以降殺到しました。いつでもここにはあんたの家があるから逃げておいで、とたくさんの友人が申し出てくれました。そんな彼らへのお礼もこめて、スイス、フランスともに、講習の合間に「特別な」時間をとって、日本の状況を語る会を持ちました。一人ひとりがきっと同じ質問を投げかけるだろうから、それなら一回にまとめようということになったのです。どちらの国でも、たくさんの質問がだされ、多くの友人が意見を言います。決めた時間が二倍くらいに膨れ上がりますがだれも文句はいいません。まだまだ話したりないようです。
「日本の人たちはいろいろな情報を得るようになってから考え方を変えたのか」「マスメディアがうそをいっていることをみんなは知っているのか」「外国の人たちが言っていることは大げさだと思われているのか」「東京の人口はどれくらいか。その人たちが別のところに移住する計画はあるのか」「広島の原爆被災者たちのその後はどうなのか」「水道の水は飲んでも大丈夫なのか」「魚は食べられるのか」「東京はどれくらい福島から離れているのか
?」次々と手が挙がります。一通り日本での脱原発の運動の話などをしたあとで、「いったいどれくらいのパーセンテージの人たちが反対しているのか」という質問に、60%くらいになったと思う、と答えると、あとで「でも40%もそのままでいいという人がいるわけね。」と不思議なふう。
必ず出されるのが「では、ヨーロッパに住む私たちに何ができるかしら」という問い。「今、私たちは1000万署名運動というのをやっています。もちろん日本国内の人たちが政府に向けて訴えるものだけれど、ヨーロッパの人たちに私たちの運動を知って連帯してほしい。そうすればそれは私たちへの大きな励みになるでしょうから」と、9月17~19日に呼びかけられているラリーの英訳(スペイン語訳を私も頼まれてしましたが、HPには載っていないようでした)をフランス語に訳してもらって要旨を理解してもらい、署名用紙をプリントして参加者にサインをしてもらいました。フランス、スイスの友人たち100人近くの署名が集まるはずです。日本に持ちかえり、たくさん集まった署名用紙に加えるつもりです。インターネットで世界中に署名をよびかける方法があるけれど、やらないの?と訊かれました。すでに行われているかもしれませんね。誰もが、まわりによびかけたいから、そういうシステムを使ってほしいと言っていました。いつもあなたたちのことを考えていますよ、とだれもがいいます。
 ところで今いるのはアルデッシュ地方というフランスでも南の方の岩山や川の多い自然豊かなところなのですが、ここからそう遠くないバランス(TGVの停まる駅だからかなり重要なところです。)にあるCRIIRAD(放射能調査情報独立委員会)が出したレポートを友人がコピーしてくれました。ここのメンバーが5月24日から6月3日にかけて福島を訪れ、独自の測定をしてきた記録のレポートです。「きちんと情報を知らせず、適切な対策がとられなかったために多くの人たちが汚染度の高い食物を食べていたことになる」「この先何も対策が取られなかったならば、福島市の住民は今後12か月間に数mSvの放射能を受けることになる」「風の方向や、雨や雪がセシウムを落下させることで、茨城や宮城でも通常の4倍の測定値となる。屋外で一日の半分を過ごしたら、一年分の許容量を受けることになる」そして、このような調査結果は、フランス政府が行った調査の結果(福島では放射線量が減少しつつある)と矛盾するとも指摘しています。また、東京の和田堀公園ではふだんは0.06μSvのところ、0.14μSvを記録したとも。そして、私たちがここに着いた頃に、日本から3人の科学者がCRIIRADに調査研究に訪れたということでした。どの民間組織の人たちなのだろう、と訊いてみたら、CRIIADの方から私の方に名前を記したメールが入るということです(もう入っているようです。)はからずも同じところで、日本とフランスのさまざまな市民レベルの連帯行動が進行しているなんて、うれしい気分です。
今朝は、友人の一人がル・モンドに載ったフクシマに関するフィリップ・ポンス特派員の記事を見せてくれました。「フクシマ以後、怒りから日本の人たちは本を読むようになった」、原発に関する本が150冊以上出版され、売れ行きが良い、と書いています。小出裕章さんの「原子力エネルギーのウソ」(だったか・・)と、コガ・シゲアキさん(経済産業省の官僚)の「国の中心の解体」(邦題はなんでしょうか)、「世界」の孫正義さんのソーラーベルト構想なども紹介されています。小出さんが以前から原発は危険であると警告していたことなども。一つの記事をめぐって、まわりの人たちとの話が次々と広がっていき、グローバルを肌で感じます。
 ブラボー! なんとスイスとフランスの友人たちがやっとガイガーカウンターをゲットしてプレゼントしてくれました!「みんなからの秘密のプレゼントが届くから、フランスで受け取ってね」と告げられていたのですが、その後、スイスでは全然手に入らないので、あとで日本に送るという連絡がはいったので今回持って帰るのはあきらめていたのでした。
フランスでももちろん得難いところに、先にのべたCRIIRADと話がついてそこからゲットできたそうです。フランスの友人とフランス語のマニュアルを読みながら試してみています。一か月こちらにいた一番の成果?かもしれませんね。それも、心にかけてくれる友人たちがいればこそ。今さらながら人のつながりに感謝!です。
 スペインでは、二度ほど電話インタビューを受けたマドリッドのラジオ局の記者にはじめて会いました。 その場でまたインタビューでした。彼は「民間の原子力事故 1952~2011」と称した、日本の原発事故も詳しく記したレポートを届けてくれました。
エコロジー運動協会の事務所にも友人につれていってもらい、たくさんの資料を集めてきました。日本に帰ったら忙しくなりそうです・・・

(追記)
「死のゴミ」つくる原発はいらない!  世田谷こどもいのちのネットワークの「原発を学ぶ連続講座」
8月27日(土)16時~ 世田谷ボランティアセンターにて(三軒茶屋下車徒歩8分)5712-5101
小倉志郎さん(元原発技術者)をおよびします。自作の紙芝居「ちいさなせかいのおはなし」を上演していただき、自ら関わったきた原発の現場で見てきたこと、感じてきてこられたことをお話いただく機会です。コスタリカに学び、平和をつくる会の仲間。軍隊はいらない、という論を原発のこわさに関連させて書かれた「展発を並べて自衛戦争はできない」という論文は、今回の事故を予言しているかのようです。ぜひ、子ども連れでご参加ください。
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Author:marzoh
はじめまして、星野弥生です。さまざまな教育や子どもに関する活動、スペイン語圏の国々と関わるNGO的な活動を通じて、人と人との糊付け役みたいになっています。そんな活動の報告やらお知らせをする場として、ブログなるものに挑戦してみることにします。

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