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今年の宿題は終わらない

連日の忘年会やらイベントやらで何も書かずにいたら、無慈悲にも、今年がもう終わろうとしています。いつもそうですが、今年はとくに3.11以降、あらゆることが積み残し、やり残しの宿題ばかりで、このまま年が過ぎてしまうの?と、ちょっと待って!といいたくもなります。年が明けたところで、おめでたくもないのですから。年賀状にも書きました。原発が日本の中からなくなったときに、はじめておめでとう、といいたい、と。
3.11は、私たちの生き方、価値観、すべてを大きく揺すぶるものでした。あらゆることをみなおしたい、生活のしかた、考え方を変えなくてはいけない、とだれもが思ったはずです。これほどに大きな犠牲が世の中を変えることにつながらなかったら、たくさんの犠牲になった方々に申し訳がつかないと。
でも、国の政治のレベルでは、なにもかにも逆なでされているよう。原発事故収束宣言、などという、どこから見たってありえない、世界中への恥さらしのような宣言には心底怒りましたが、ここにきて、八ツ場ダムの工事再開、政権を取った直後はほんの少しだけの民主党への期待もあっただけに(まあ、それも過大な期待だったのでしょうが)、裏切られ感がつのります。沖縄もしかり。3.11以降、国政が遠くなりました。政府なんかなくてもいいんじゃないか、というくらいに(もともとアナーキズムが一番近いと思っていますから)。そのかわり、地方自治のレベルではできることがたくさんある、いや、そこからやっていかなければ、被災地の復興はあり得ないし、被災地、ひいては日本の再生もあり得ないだろう、とは思います。世田谷に、保坂展人区長が誕生したことももちろん大きいです。きちんと「声」を伝えていく手立てがなければ、実現はなかなか難しい。声を届ける対象の範囲が狭ければ伝わりやすいわけだから、それを地域からおこしていくという、やっぱり前から考えていたことに帰結します。保坂さんたちと15年前に立ち上げた「世田谷こどもいのちのネットワーク」も、だんだん尻つぼみ状態になっていましたが、今年はがんばって「原発を知る講座」を4回開いて、多くの新しい方々の関心を引き付けました。新しい世代の若いちからに期待。このネットワークをダイナミックに活かし、世の中を変える力になるように願い、いろんなことを新しい年にも企画しています。
1月28日(土)には、第25回「神戸をわすれない」。1995年からずっと「忘れずに」神戸の経験に学び、地域の防災、まちづくり、人の関係づくりに活かそう、と世田谷で集会を続けていますが、今回は「神戸」と「石巻」をつなぐことにしました(私が勝手につなげています。)毎年の集会のきっかけとなっていた記憶のための連作ビデオ「人間のまち~野田北部・鷹取の人びと」を作った青池組は、今石巻でドキュメンタリー映画の製作中です。石巻の門脇小学校を中心に描かれる「こども・学校・地域」の再生がテーマ。来年7月の完成を前に、30分の予告編のような映画ができたので、これを上映します。そして、同じく石巻で「奇跡の」災害ボランティアを組織してきたピースボートの山本隆さん。彼も私の大切な「ダチ」ですが、神戸に始まり(もともと関西人です)、世界中の被災地で救援活動を行ってきた彼が、やっぱり私の予想通り、石巻にいました。どうしても、神戸にこだわりたい私なので、これでなんとかつながりました。1時半から、いつもの下北沢のタウンホール11階です。
翌日の29日には、3.11がきっかけで、世田谷の中に生まれた「1000万アクションせたがや」の仲間たちとの企画、ドキュメンタリー映画「夏休みの宿題は終わらない」上映と、原子力資料情報室の伴英幸さんのお話、という会が生活クラブ館(経堂)であります。フランスとイギリスの核燃料施設周辺に生きるひとたちへの直接のインタビューで構成される、倉岡明子さんとその一家の作品。1989年の映画ですが、原発の「安全神話」はこの時点でみごとに打ち破られています。
そんなわけで、年が変わろうが、変わるまいが、「今やれること」を追いかけていくと、なんだか、途切れのない日々がまた訪れそうです。
2012年が少しでもましな、前向きな年となりますように祈っています。
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Author:marzoh
はじめまして、星野弥生です。さまざまな教育や子どもに関する活動、スペイン語圏の国々と関わるNGO的な活動を通じて、人と人との糊付け役みたいになっています。そんな活動の報告やらお知らせをする場として、ブログなるものに挑戦してみることにします。

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