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上原公子さんが訴えられた奇妙な裁判。六甲のたけのこ

18日、元国立市長の上原公子さんが国立市から訴えられている裁判の証人尋問が地裁であり、上原さんが忙しい中、寸暇を惜しんで陳述を書いたというので、これは聴かなくては、と行ってきました。前代未聞の裁判です。景観を大切にしてきた国立で、高層マンションの建設計画に反対運動が起き、7万という住民が署名をするまでになり、建設計画が変更になった。しかし新たに就任した市長は、ディベロッパーである明和に迷惑をかけたと賠償金を払い、明和は国立市民の税金だからと市に返却した・・・ということで、国立市には何も損害がないにもかかわらず、市が元市長を訴えるという、わけのわからない裁判。なんでも、マンション建設の反対運動は、市長が扇動したものだ、と主張しているらしいのですが、まるで恐喝ですね。
 この日の証人は三名。住環境を考える会で住民運動にかかわってきた方、グラウンドの東側が建設予定地となった桐朋学園法人本部事務局の方、そして都市プランナーの方。いずれも、「もともと国立市民は住環境をとても大切にしてきた伝統があり、上原さんなしでも運動は起こった。」「学校からの光景は子どもの成長からみても大変に重要でいわば心の原風景。学園はかつてマンション計画を断念させた経験もあり、上原さんに扇動されることなどあり得ない」「高さを20メートルに制限するという規制に対して、住民は10メートルというさらに厳しい制限でもいいのでは、というほどだった。」とそれぞれに、国立市民の「景観」「まちづくり」へのそもそもの意識を証言しました。
 上原さんは、大学通りへの市民の愛着は昔からで、戦前に理想の学園都市つくりをしようと、桜を市民が植えて並木にしたこと、日本で初めて市民の発意で文教地区の指定運動をしたこと、景観条例を定めるための署名をたくさん集めたが、議会で否決され、裁判を行ったことなど、住民が自治を誇りにしてきた歴史を語り、明和が再三の説明会要請を拒否し、住民が条例制定を求めて7万もの署名を集めた時に、市長として臨時議会を招集します。住民の声を受ける市長としての当然の行為は、明和への営業妨害(高さ20メートル以上は違法とされたため)だということで訴えられました。上原さんは言います。。「そんなことがまかり通ったら、行政は企業に何も関われなくなる。市長としての中立性を逸脱していると言われるが、公約をかかげ、それが支持されて市長に選ばれたのだから、そうしなかったら公約違反になる。2年半の間におこった4つの案件はいずれも違法ではないのに、全部まとめると市長の責任となると訴えているのは、まったく理解に苦しむ不思議な裁判。こんなことがまかり通ったら、首長は恐くて改革などできなくなる。市長が扇動したわけもなく、そんなことを言ったら、誇りをもつ市民は怒ります。」
 入れない人が外で大勢待つほど傍聴席は満員。市長が一市民に戻った時に、中傷して個人をつぶすということがあっていいのだろうか。この裁判が地方自治に与える影響があまりにも大きいのを多くの人が心配している、ということが示されている裁判です。こんな理不尽な訴えがまかり通ったら世も終わりです(もう、かなり終わってますが)。
 一夜明けて、早朝神戸にやってきました。恒例の筍掘りはいつもこの時期。神戸の古くからの友人、森末さんは誕生日が一日違いの同い年で、六甲での真竹掘りは「七夕やね」ということなのですが、あいにくの梅雨空、おまけに台風まで接近というダブルパンチ。森末さんが、こんなこともあろうと、昨日採っておいてくれた新鮮な筍をとりあえずゆがいて、筍料理をあれこれ作っています。明日もダメだろうなあ・・・。飛行機で往復しても、この時期絶対に欠かせない私の道楽なのです。
(追記)
20日、雨にも負けず、筍掘り敢行! 採り始めると、次から次へと筍が目の前にあらわれ、袋がずっしりと重くなりました。今年も6月の「約束」が果たせてよかった! あとは茹でて、水煮にして、来年まで美味しく安全な筍を食することができます。
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Author:marzoh
はじめまして、星野弥生です。さまざまな教育や子どもに関する活動、スペイン語圏の国々と関わるNGO的な活動を通じて、人と人との糊付け役みたいになっています。そんな活動の報告やらお知らせをする場として、ブログなるものに挑戦してみることにします。

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