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今年は、スペイン革命80周年。ここには人類の希望があった・・・

二ヶ月以上のご無沙汰です。毎年のことですが、7月から8月にかけての一ヶ月はヨーロッパでした。7月22日に日本を発ち、もう15年以上続けている「ベンポスタを訪ねる北スペインの旅」を今年も。スペインのガリシア地方にある「ベンポスタ子ども共和国」を訪ねることから始まった「私の案内する」独断偏見の旅ですが、毎回いろいろなルートを辿ってベンポスタにたどり着く、というのがゲームのようで面白いのです。今年の旅は南から北へ、セビリャから昔の「銀の道」沿いに北上する旅でした。そのうち旅日記を書きます。ツアーが終わってからは、一週間遅れでスペインに着いた夫と合流して、スペイン、スイス、フランスといつもの気功合宿でした。ちょうど一ヶ月後に日本に戻りました。
 というわけで、不在者投票をした都知事選も悔しい結果を後で知り、オリンピックに至っては、ただの一度もテレビも見ず、結果も知らず、アベのマリオ劇やらも友人に聞くまでなにも知りませんでした。一ヶ月不在でも、大勢には影響ないみたいです。
 
 さて本題。2016年というと、20年前に「世田谷こどもいのちのネットワーク」を立ち上げたり、保坂展人さんがまさかの衆議院議員になって政治生活を始めてから20年とか、それなりにさまざまな「周年」を意識しましたが、まさに私の原点のような出来事の周年でもあったことにふと気付かされました。スペイン革命80周年だったのです。50、60、70周年と常に意識していたのに、なぜか今年は抜け落ちてました。今年30才になった娘が生まれたのがスペイン革命が始まった50年目のまさにその日、7月19日でした。数年前に亡くなったスペインの老アナーキストのアベル・パスに私の快挙(!)を伝えたら、「彼女は革命の娘だ」と喜んでくれました。本人はまったく程遠い世界にいますが・・・。50周年に生まれた娘が30だから、80年だったのです。
 そのことを思い出させてくれたのが、友人に教えてもらった「スペイン革命と現在」というイベント。9月3日の「講演と映画」、10日の「映画上映」と通い、私の原点を今一度振り返る機会となりました。大学在学中にたまたま出くわした大学闘争。全共闘に関わりながら、その運動が何だったのかを卒論に反映したいと思い、選んだテーマが「スペイン革命におけるアナキズム」でした。いろいろな既成の価値観に疑問をもち、自分の生きる道筋を探していたその時、私の前に現れたのは、フランスの思想家シモーヌ・ヴェイユであり、彼女が参加したスペインでの革命だったのです。革命をめざす闘いの中には、革命によってもたらされる未来のあるべき姿がなければならない、ということは、まさに私が運動に関わりながら思ってきたことで、それが1936年のフランコの蜂起に抵抗して始まった「革命」の本質だったのだ、と気づいて興奮しました。本当に稚拙でしたが、スペインにおけるアナキズムの伝統、そして準備されていたかのように始まった革命、自由と平等を具体的に実現した集産制、シモーヌ・ヴェイユがなぜ闘いに身を投じたのか、彼女の参加したドゥルティ部隊・・・そんなことを、私の大学時代の学びの総括として書いて卒論を提出したのでした。今回、「スペインの短い夏」「希望と欺瞞の間に」「スペイン革命の中のドゥルティ」、「集産制(コレクティビズモ」と観て、45年くらい前に、その後の私の生き方のものさしを探し当てた、そのことを思い出しました。そしてそれは別に旧い話なのではなく、もしかしたらこんなに絶望的に見える世の中に唯一可能な希望なのかもしれないと。あの時のスペインの民衆の輝きを過去のものとして葬るのではなく、どんな世の中にあっても未来に実現すべきものを今この場に創っていくための一つの大きなヒントとすべきなのでは、と思い直しました。アナキズム、絶対自由主義の思想がものさしの基準にあって、私の今がある。そう、ベンポスタ子ども共和国に共感したのも、そのものさしゆえでした。若い時に直感的に考えていたことはそんなに間違っていなかったんだなあ、と妙に新鮮なきもちになれた80周年のスペイン革命、ドゥルティとの再会でした。本当にドゥルティはカッコいい男です!
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Author:marzoh
はじめまして、星野弥生です。さまざまな教育や子どもに関する活動、スペイン語圏の国々と関わるNGO的な活動を通じて、人と人との糊付け役みたいになっています。そんな活動の報告やらお知らせをする場として、ブログなるものに挑戦してみることにします。

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