FC2ブログ

「脱原発区長はなぜ得票率67%で再選されたのか?」出版記念イベントのこと。こいのち憲法学習会「ぼくたち、やってない!」は明日

 「永い言い訳」という話題の映画が今日からロードショーだそう。私のブログも言い訳だらけです。気がつくと、もう一ヶ月以上が経過。9月から今にかけて、さまざまな講演会で刺激的な話を聞いたり、直接いろんな方とお会いしてお話を訊いたり、どれも記録にとどめておきたいものばかりでした。すぐにやればいいのにねえ、と思ううちに雪だるまのようにたまってしまっています・・・。
 一つだけ、「脱原発区長はなぜ得票率67%で再選されたのか?」(ロッキング・オン社刊)の出版記念イベントのことを。保坂展人さんx渋谷陽一さんx宮台真司さんのトークは非常に面白く、うーん、納得!という感じでした。ここでのキーワードは「Yes!」キャッチコピーをひねり出すことでは天才じゃないか、と思える保坂さんの選挙の時のワン・フレーズが「せたがやYes!」でした。「今日本に必要なのはYES! 野党勢力のNo!はもういいよ。たとえば、反原発より脱原発。脱原発は、Noを超えて次のステージに向かう。原発を止めるだけでいいのではなく、原発のない社会がどれだけ人間に幸福をもたらすのか、という世界観を提示しなくては、と坂本龍一さんは言っています。電気は足りているし、ローコストの自然エネルギーの方が効率がいい。産業的にも豊かになる。そういう絵を描いて指し示す。どっちの社会、世界がしあわせですか?ということを示す。Noではなく、ぼくらが実現する方向性こそが豊かな生活だ、という方が現実的。そういう言葉が通じる社会になっていると思う。」と渋谷陽一さんは語ります。「せたがやYes!」と、行政レベルで、市民の声をすいあげて変革に向かう、という姿勢は「最高じゃん!」と。Yesにこめられ意味は「本当の豊かさ」ですね。ウルグアイのムヒカ元大統領のことばを思い出します。
 保坂さんは、「住民の幸せ」な姿を二度ほど訪問したポートランドで見てきました。「経済成長、設備投資しか見ていないのが今の政府。ポートランドは高速道路を撤去して、中心市街地を人間らしい賑わいのあるところにしていった。ポートランドの市長は『ポートランドの魅力は住み心地のよさ』と言う。一人ひとりの内面の中にどうやったら幸福があるのか、ということですね。グラスルーツの民主主義を世田谷で展開し、日本全体につなげていきたい」と抱負を語りました。
 自治体の憲法ともいうべき「基本構想」を策定する委員会の委員だった宮台真司さんは、「くだらない議論はやめて、自分たちで政治をつくろう」という姿勢で臨みました。「ないものねだりの『No!』から、ありものさがしの『Yes!』へ」。この言葉、すごく衝撃的でナットク! つまり、「くれるものに依存することから、自分たちが何者であるかを、アイデンティティ探しも含めて問うこと。それは依存から自立への道。」「まかせてぶーたれる政治から、引き受けて考える政治」への転換。そうか、「せたがやYes!」にはそこまでの意味が含まれていたんですねえ。
 この三人が一緒になってのトークは、さらに面白かったのですが、キリがないのでこれまで。ただ「安心と安全だけでは人はしあわせにはならない。何が僕達の豊かさにつながるのか。」「あるものはたくさんある。人間関係、ヒューマン・ネットワークをどうつくるのか。もしクレージー・クレーマーがいたとしても、ネットワークがあれば囲い込める。個人を包括する共同体、それを行政がささえる仕組みを」という宮台さんの話が印象的でした。「豊かさに必要なのは、混沌とめまい」という表現もステキでした。
 
 まだまだイベントがめじろ押しの忙しい秋たけなわですが、明日の「世田谷こどもいのちのネットワーク」のご案内を。年に数回「憲法学習会」を開いていますが、今回は「ぼくたち、やってない!」~少年の冤罪から、憲法のそもそもを考える~」と題して、菅間正道さんに授業を通じて、憲法に保障されている「基本的な権利」を考える機会を提供していただきます。私はまだ受けたことがないのだけれど、巷では「菅間さんの授業」はよく知られ、とても好評なのです。自由の森学園の社会科の先生ですが、和光高校の卒業生、というのも、個人的には興味惹かれます。保坂区長も途中から参加の予定。二人の顔合わせも楽しみ! ぜひいらしてください。

 世田谷こどもいのちのネットワーク 憲法学習会
 「ぼくたち、やってない!」 ~少年のえん罪、あら、憲法のそもそもを考える~
  10月16日(日) 14時~
  世田谷ボランティアセンターにて (三軒茶屋下車)
 
スポンサーサイト
プロフィール

marzoh

Author:marzoh
はじめまして、星野弥生です。さまざまな教育や子どもに関する活動、スペイン語圏の国々と関わるNGO的な活動を通じて、人と人との糊付け役みたいになっています。そんな活動の報告やらお知らせをする場として、ブログなるものに挑戦してみることにします。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ