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友人たちとの別れ、そしてフィデルの死に思う

「ブログ書いてます」なんて恥ずかしくて言えないくらい、放置してしまっています。そうこうしているうちに今年も余すところ1カ月になろうとしているので、少し焦っています。別に私が焦っても世の中変わるわけではないんですけれど。
 この一週間ほどの間に次々と訃報が・・・。こっちもいい年になっているので、悲しいお知らせの数が増えるのは当然ですが。年賀状を控えます、という葉書も毎日2~3枚は舞い込むこのごろです。
 ベンポスタ(私が「駐日大使」を任じている、スペインにある世界の子どもたちの共同体)に行っていた日本人のこどもたち(もういい大人たちになってますが)の保護者のような存在だった内田幸四郎さんがひっそりと亡くなった、という電話をベンポスタっ子だったカオルから受けたのが23日。そんなに何度も会ったわけではないのだけれど、ふつうとはちょっと違う生き方をしてきた日本の子どもたちにとって、とても安心できる大人だったので、ベンポスタを直接は知らなかった幸四郎さんのことを私は心底「仲間」だと思っていました。ベンポスタのことを「ベンポ」と言い習わしていました。高円寺で演劇活動をやっていたり、私にはまだまだ「なぞ」の人でしたけれど、本当にみんなの拠り所であってくれたこと、感謝しています。ありがとう!
 電話を受けてすぐに家を出てお線香をあげにいったのですが、その途中で神戸の森末さんから電話。1年間闘病生活を送っていたお連れ合いが亡くなったという知らせでした。10日前にも神戸にお見舞いに行き、年内持ちこたえるのは難しいということだったので覚悟はしていましたが、やっぱりショック。ベンポスタのサーカス団が日本にやってきた1993年、全国各地で草の根の実行委員会が立ち上がってサーカス公演を実現させましたが、神戸の実行委員の一人だった森末さんとは誕生日が一日違いの同年齢のよしみでその後もずっと親しくしています。ずっと傍らで寄り添っていた彼のことを考えると、いてもたってもいられず、神戸にお別れに行ってきました。先立たれた久子さんは、一貫して弱い立場の人たちの話を聴き、思いを共有しながら生きてきた人。遺影の優しい笑みが過ごしてきた人生のすべてを語っているようでした。
 そしてその翌日に「カストロ死す」のニュース。これは極め付きでした。もちろんいつあっても不思議でないし、これまで何度もの危機を脱し、「死んだ」の噂も数しれなかったフィデルのことであれば当然起こるべきことでしたが、彼の生きざまの大きさを改めて感じ入っています。フィデルが率いるキューバ革命が成功し、社会主義国家キューバが成立したから、ラテンアメリカの歴史は変わり、世界を変えようという動きも起こってきました。私たちが学生だったころ、第三世界と連帯する「二つ、三つのベトナムを!それがわれわれの合言葉だ」というスローガンを掲げていましたが、これもキューバ発、でした。カリブ海の小さな島が、アメリカからの攻撃や経済封鎖にもかかわらず、生き延びていっていることが、私たちの「希望」であり、キューバは「夢の島」であり続けてきました。アメリカに対してここまでNo!を言い続けられる潔さを貫いてほしい、などという勝手な思いはいつもあります。革命を起こしたのには、まったく正当な理由があったのですから。そのことを私たちは決して忘れてはいけない、と、フィデルの死に接して今一度誓いたい思いです。
 昨日からキューバ大使館で記帳・弔問を受け付ける、という知らせが入り、今日は映画の試写会に行った帰り、少し時間があったので、ふと足を向けて行ってきました。赤羽橋にある大使館は、客が途絶えないようです。私はギリギリの最後でしたが、サロンには贈られてきた花が飾られ、フィデルの写真の前に記帳用のノートがありました。名前だけでなく、一言添えてきました。「私たちの永遠のコマンダンテの死をお悔やみします。キューバ革命は、私たちが若かったころ、私たちを勇気づけ、世界は変えられるという考えを持たせてくれるようなものでした。ありがとう! 永遠の勝利まで(Hasta la victoria siempre.)と、スペイン語で。

 そうそう、その前に観てきた映画というのは、3月から岩波ホールで上映されることになっている、パキスタン映画の「娘よ」。実話に基づき、10年かけて制作されたという、美しい、そしてふかーい映画です。いのちをかけて娘を守る美しい母親。グアテマラの「火の山のマリア」も母と娘が主題だったし、先日遅ればせながら観た「イングリット・バーグマン」でも、おもわず、母と娘の物語を感じてしまっていた私です。
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プロフィール

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Author:marzoh
はじめまして、星野弥生です。さまざまな教育や子どもに関する活動、スペイン語圏の国々と関わるNGO的な活動を通じて、人と人との糊付け役みたいになっています。そんな活動の報告やらお知らせをする場として、ブログなるものに挑戦してみることにします。

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