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「弾道ミサイル発射時の学校対応」なるチラシをめぐり

4月28日に、世田谷の区立小中学校、幼稚園の保護者に向け「弾道ミサイル発射時の学校対応について」と題するお知らせが配布されました。受け取った保護者の間に動揺、不安が走り、それを知った区民の中には疑問と怒りがうずまきました。「窓から離れること」「物陰に隠れて頭部を守ること」などの指示が書かれています。北朝鮮のミサイル発射で地下鉄を止めたことといい、脅威をいたずらに煽る感が否めません。政府、そして東京都教育委員会の通達を、詳しい説明もなくそのまま教育委員会が学校を通じて区民に流す、というのはあまりにも無自覚で無責任なことです。東京の地下鉄が10分間止まったことといい、いたずらに脅威を煽っているとしか思えません。
 それに学校現場が加担するなんて・・・、と、世田谷で20年、子どもと「いのち」の問題を気にかけ続けている「世田谷こどもいのちのネットワーク」では、ここにいたるまでの経過について説明を求めるため、教育長宛に要望書を提出し、会見を求めました。学校に子どもを通わせている親たちだけに関わることではなく、いまの日本の社会全体に大きく関わる問題だからです。そもそも北朝鮮によるミサイル発射は、その度に電車を止めたりしなくてはならないものなのか。発射が予測される中、安倍首相をはじめ、ほとんどの大臣がゴールデンウィークに外遊していた、ということからも、それほど「本気」に考えていないことが見てとれます。ミサイルは発射後10分でどこかに落ちる、というのだから、ニュースを聞いてから、行動したって意味ないわけです。本気でミサイル発射を恐れるなら、なぜ電車の前に原発を止めないのか、と。あれこれ考えると、教育委員会の取ったすばやい措置の意図は何だったのだろうか、と首を傾げざるを得ません。それも、23区中、こんな行動を取ったのは世田谷だけ、というのもハズカシイ・・・。
 共謀罪が法務委員会を文字通りの「強行採決」で通ったようです。〈認めたくないです)北朝鮮が攻めてくるぞ、と煽り、子どもにも「国を守ること」の必要性を教え、戦争をできる国にするために憲法を改正すべきだという方向がすぐ先に見えるようです。スペインの新聞は、「敵の攻撃に対して東京が指示を出すのは1945年以降初めて」と驚き、「ミサイルが発射されたら防御のための時間は10分もない」と冷笑気味に報じています。
 そう遠くない昔、教育勅語を唱えさせられ、御真影に礼をする、ということを通じて子どもたちが「天皇を敬い」「国を愛する」という考え方を植え付けられてきました。いま、同じようなことが繰り返されているような気がしてなりません。そういえば、阪神大震災以降、私たちには馴染みになってきた「ボランティア」という言葉が、学校で、「勤労奉仕」と置き換えられている、ときいて、唖然としました。音も立てずにひたひたと忍び寄る空気。耳を澄ませて、キャッチしていかなくてはなりませんね。
 21日(今日ですね)、世田谷区内に配布された「弾道ミサイル対応」チラシを巡り、幅広く市民に呼びかける会を、18時から世田谷ボランティアセンター(三軒茶屋)で行ないます。関心ある方、ぜひ集ってください。
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Author:marzoh
はじめまして、星野弥生です。さまざまな教育や子どもに関する活動、スペイン語圏の国々と関わるNGO的な活動を通じて、人と人との糊付け役みたいになっています。そんな活動の報告やらお知らせをする場として、ブログなるものに挑戦してみることにします。

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