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抗う ということ

ような気がします。どれもさまざまな縁をいただいてのことです。まず、22日、「プレゼントです」と送られてきた映画会のチケット。林えいだいさんの「抗う」でした。調布まで足を運びましたが、会場で辛淑玉さんに会えた! 他にも調布の友人たちと会えました。終わらないで! と思うくらい引き込まれる映画でした。今では「炭鉱」なんて過去の遺物のようですが、石炭が日本の産業を支えてきた時代のこと。北九州といえば、炭鉱、でした。過酷な労働に駆り出されていたのが朝鮮の人たち。戦争に必要な武器を生産するための石炭をひたすら採掘するために徴用された人たちの中には15才の少年たちもいたのです。林さんの父上(神官でした)は、あまりに過酷な労働に耐えかねて脱走した朝鮮人を匿い、治安維持法により大変な拷問を受けたといいます。そんな親のもとで育ち、絶対に弱い人たちの立場にたって生きていく、と決めたのがえいだいさんでした。去る9月に亡くなったえいだいさん、この映画を観た一人ひとりが、そのいのちのバトンを受けた、そんな映画でした。ここで終わらせてなるものか、と。終わってからの予定外のトーク・セッションで、辛淑玉さんは言いました。「重たい映画でした。私は殺されるのだなあ、と思いました。障害をもった人も、弱い立場の人もすべて、殺される、と。」辛さんのリアリティには遠く及ばないかも知れないけれど、今のような時代、自分の意志と関係なく「殺される」という感覚が他人事ではなくリアルに迫ってきます。国の最高責任者とおぼしき人が「対話ではなく圧力を!」、とのたまわっているわけですから。外交に失敗した果てが戦争、です。いわば政治の失敗。そんな今だからこそ、どう「抗うのか」が切実に迫ります。こういう生き方をしていた人がいる。それは私たちの希望です。私たちはまったく非力ですけれど、えいだいさんの生き方に共感し、少しでもその近くにいたい、という思いが、私たちをあらたな「抗い」へとかきたてます。まず、この映画をいろいろなところで上映し、思いを共にしたい、切に思います。
 そして次の日は、能を鑑賞する機会を得、その後恒例のバッハ合唱団の演奏会で「ロ短調ミサ曲」を聴きました。どちらも今の私には必要な「エネルギー源」だったかなあ、と思います。
 明日は「福島の子どもたちとともに・世田谷の会」も共催しているイベントがあります。「その日、その時、こどものいのちを守るために」。地震が頻発し、北朝鮮のミサイルに怯えるこの国で、今後起こりうる原発事故に対し、私たちはどんな備えをすればいいのでしょうか。」兵庫県篠山市で、ヨウ素剤の配布などの具体的な対策を実施されてきた守田敏也さんと世田谷の保坂区長との対談です。1時半から、経堂の生活クラブ館地下一階で。できることから、まずこどもにいのちを守ることからやりましょう、ね。           
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Author:marzoh
はじめまして、星野弥生です。さまざまな教育や子どもに関する活動、スペイン語圏の国々と関わるNGO的な活動を通じて、人と人との糊付け役みたいになっています。そんな活動の報告やらお知らせをする場として、ブログなるものに挑戦してみることにします。

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