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野草、タケノコは旬。そして映画も旬の今 

 すごいご無沙汰です。二ヶ月も書いてない、というテイタラク。ブログは綴らなくても、いろいろな「通信」を書くことで、ブログの代償としていました。ほぼ9ヶ月ぶりの私の「本拠地」である「ベンポスタ通信」をようやく昨日つくりました。ちょっと、ホッ!という気持ち。
 春のこの時期、ただでさえ忙しくてソワソワするのは、自然は待ったなしで、その惠みを惜しげもなく与えてくれるからです。先週は山梨で、新府の桃を眺めながら、目と手は地面に。野草を摘んで天ぷらにしていただく、という恒例の「日曜科学クラブ」の遠足でした。子どもはもとより、いい年の大人たちも「えっ!これ食べられるんすか?」と、むしゃむしゃと。人生観、変わったのではないでしょうか。そう、道草が食べられるのよ。食糧危機になっても大丈夫。いくらもあるから。(戦時中を想定したくないですけど。でも、日本の農業政策、なんでも輸入に頼る姿勢を見てると、これから草を食べることになるかも、ですね。)ツクシ、ナバナ、ギシギシ、コンフリー、ノカンゾウ、ウド、タラの芽、ワラビ、タンポポ、ノビル、ツリガネニンジン…。「採る」のではなくあくまでも「摘む」。そう「春の野にいでて、若菜摘む」です。やさしくそっと。ももの遠足の帰りに、かなり近くに住んでいる友人のところに一泊させていただき、セリとクレソンをたくさん抱えて戻りました。春は本当にたくさんの自然の惠みを提供してくれます。それは、私たち人間のからだにとって、「今だよ」という時。毎日、野草天ぷらをつくり、ツクシを卵とじにし、菜の花を辛子和え、セリを胡麻和えにし…ともかく、待ってくれないですからね、採りたてのものは。頭の中が、野草たちをどう調理するかでいっぱいの時に、今度はタケノコが届きます。茨城からのものすごく大きなタケノコを友人が届けてくれて、大鍋で茹であがった途端に、お次は九州から茹でタケノコが・・・。毎日、たけのこご飯、天ぷら、とまたまた台所に籠ります。やることは山積みでも、生きている豊かな食材は待ったなし。そっちが優先、は誰も異論がないところ、ですよね。
 そんな時、下高井戸シネマで一週間「ドキュメンタリー映画祭」。これも毎年、この時期の「旬」なのです。もう20年、友人の飯田光代さんがほとんど一人で切り盛りしている映画祭は、地域の人たちにすっかりおなじみになっていますが、モーニング、レイトと日替わりで上映される珠玉のドキュメンタリーに私もできる限り通っています。野草・山菜と映画、どちらも旬、双方ともからだ、心にすごく効きます。
 今日(16日)の朝、前から観たかった「飯舘村のかあちゃんたち~土に生きる」を観ました。菅野榮子さんと菅野芳子さんの大口開けた笑い声が、今も私の中に響いています。映画全体の素晴らしさはさておいて、伊達市に避難している榮子さんが、家を見に飯館に戻り、その時に生えてきているツクシを採る場面があって、でもそのツクシは汚染されているから、捨てられます。タラの芽がぐんぐん伸びていて、わーっ、採りたい、と私なら手が伸びそうですが、榮子さんは、こんなに元気に育っているのに食べることのできない無念さをつぶやきます。見ていて涙がとまりません。どうしてこんなことになっちゃったのか。原発がなければ、こんなことはなかった、と、飯館村民救済申立団の集会で発言する榮子さんがものすごくかっこいいです。
 春の惠みをありがたくいただくたびに、この惠みを台無しにしてしまった原発への怒りが新たになります。私の愛してやまない山菜、キノコ…。人間だけでない、動物も植物もみーんないのちを奪われた、ということを、今一度思い起こしたい、そんな季節でもあります。
 今週、金曜日まで映画祭は続きます。いろんなことを気付かされ、考えるきっかけとなり、人とつながり合える、そんなドキュメンタリー、オススメです。そう、旬です。
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はじめまして、星野弥生です。さまざまな教育や子どもに関する活動、スペイン語圏の国々と関わるNGO的な活動を通じて、人と人との糊付け役みたいになっています。そんな活動の報告やらお知らせをする場として、ブログなるものに挑戦してみることにします。

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